小学生の時に、僕と僕の親友は

小さなおもちゃのシリーズを

競って、集め合っていた。。

。。。。。。。。。。。。。

そして 毎日 どっちが その

おもちゃのコレクションが

増えたのか自慢しあった

。。。。。。。。。。。。。

ある日その親友が

悲しそうな顔をして言った。

「もうすぐ 転校しちゃうんだ。。」

。。。。。。。。。。。。。。

転校する日に僕は今まで集めた

おもちゃのコレクションを

最後に親友に見せようと

。。。持っていった。。。

。。。。。。。。。。。。。

親友の目の前でおもちゃが

入った箱を取り出して

。。僕は親友に言った。。

。。。。。。。。。。。。。

「これ 全部 あげる。。」

。。。。。。。。。。。。

親友は びっくりした表情で

ぼくをじっと見つめた。。

。。。。。。。。。。。。

でも、一番 驚いたのは

僕自身だった。。

。。。。。。。。。。。。

その「おもちゃ」を

親友に あげた かわりに

ものすごく 気持ちのいい

。ものが。。

。僕の中に。。

。もぞ もぞ と

。入ってくるのが。。

。確かな感触として。。

。僕の中に。。

。刻み込まれた。。。

。。。。。。。。。。




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もう あき あき だ

こんな風に しがみついているのは

完全に飽きちゃったよ。。

この 川の流れは

優しいし なんだか いろいろ

教えてくれそうだ。。

。。。。。。。。

このままだと

退屈して死んじゃうよ。。

みんな そう思わない?



(イリュージョン by リチャード・バック)

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