。。一時期 洋ランに 凝ってた。。。。。。

。。ことがあって。。。。。。。。。。。。。

。。凝り出したら とまらない僕は。。。。。

。。様々な ラン の本を買ったり。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。千葉や神奈川のラン園にいって。。。

。。気に入った ランを買ったりした。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。シンビジウム。。。。。。。。。。。

。。デンドロビウム。。。。。。。。。。

。。カトレア。。。。。。。。。。。。。

。。オンシジウム。。。。。。。。。。。

。。コチョウラン。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。あの 開店祝いで送られる。。。。。。

。。派手なランには。。。。。。。。。。。

。。全く 興味が引かれずに。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。ちょっと 小ぶりの 。。。。。。。

。。「原種」のもので。。。。。。。。。

。。いかにも タイやベトナムの。。。。

。。ジャングルで。。。。。。。。。。。

。。誰が見ていなくても。。。。。。。。

。。ひょう ひょうと。。。。。。。。。。

。。生息していそうな品種が。。。。。。

。。好きだった。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。ランの本で ラン学を。。。。。。

。。学んだ 僕は。。。。。。。。。。。

。。「ランは 。。。。。。。。。。。。

。。風 と 太陽 と 水で。。。。。。

。。育つのです」という ランが。。。。

。。とても かっこよく 。。。。。。。

。。感じられた。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。ジャングルに咲く ランの写真。。。

。。を見てみると。。。。。。。。。。。

。。ほとんどの ランさまは。。。。。。

。。地上10メートルも。。。。。。。。。

。。20メートルもある ジャングルの。。

。。木々に 着生されており。。。。。。。

。。まるで 人を。。。。。。。。。。。。

。。からかうような。。。。。。。。。。。

。。まるで 忍者 のような。。。。。。。 

。。その生息方法にも。。。。。。。。。。。

。。いたく感動した。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。ラン熱が 少し冷めかけたころ。。。。

。。僕は だんだん 不安になってきた。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。デパートの屋上に行くと。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。あの。。。。。。。。。。。。。。

。。「盆栽コーナー」から。。。。。。。

。。盆栽たちが。。。。。。。。。。。。

。。「こっちへ おいで〜」と。。。。。。

。。僕を呼んでいるのだ。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。「その手にのるもんか」。。。。。。。

。。思いつつも。。。。。。。。。。。。。

。。僕は「盆栽」コーナーに。。。。。。。

。。近づいていくと。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。ある「黒松くん」が。。。。。。。。。

。。僕に ウインクした。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。その瞬間 僕のあしは。。。。。。。

。。地面に根づけになってしまった。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。「美しい。。」。。。。。。。。。。

。。という表現では足りない。。。。。。

。。「良寛さんの宇宙観」とでも。。。。

。。いうべき。。。。。。。。。。。。。

。。何かを感じてしまった。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。「盆栽熱」が過ぎると。。。。。。。

。。その後は。。。。。。。。。。。。。

。。風知草などの。。。。。。。。。。。

。。「野草熱」にかかり。。。。。。。。

。。その後は。。。。。。。。。。。。。

。。めでたく。。。。。。。。。。。。。

。。「雑草熱」。。。。。。。。。。。。

。。雑草 というのも 雑草くんに。。

。。失礼だと思うけど、、。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。今 思えば。。。。。。。。。。

。。小学校のころから。。。。。。。

。。道端のちっこい草花が。。。。

。。いと ゆかしかった。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。今日は。。。。。。。。

。。さくら ももこの。。

。。霊が ぼくに。。。

。。とりついた。。。

。。ようだ。。。。

。。。。。。。



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。。私は 土曜の朝の静けさと。。。。

。。のり や インク 。。。。。。。

。。消しゴム 古い木 などの。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。匂いが 大好きだった。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。しばらく 機械で遊んだり。。。。

。。紙飛行機を作ったり。。。。。。。

。。したかと思うと。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。父が仕事をしている。。。。。。。

。。そばに坐って。。。。。。。。。。

。。仕事に集中している父を。。。。。

。。憧れの目で。。。。。。。。。。。

。。じっと眺めたりしていた。。。。。 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。父はさまざまな形や。。。。。。。

。。サイズの封筒を。。。。。。。。。

。。開けては 内容別に分類し。。。

。。束ね 秘書あてのメモを。。。。。

。。書いていたが。。。。。。。。。。。

。。その時の父は 自分の世界に。。

。。浸りきって。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。完全なリラックスと。。。。。。。。

。。集中の状態にいた。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。仕事をしている父は。。。。。。。。

。。唇を開きかげんにして。。。。。。。

。。静かな息づかいで。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。その手つきはまるで。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。催眠術師のように。。。。。。。。

。。なめらかだった。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

(ジョージ・レナード)



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