。。。。。。。。。。。。。。。。。。    

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。太陽と、その光の子供である。。

。。私たちは、石の中の。。。。。

。。暮らしをうらやましがる。。。。

。。ことはやめよう。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。

。。自然の大きな力から。。。。。。

。。離れてしまった、。。。。。。。

。。心が迷った人たちだけが。。。。

。。日もなく、光もなく。。。。。

。。風もない、。。。。。。。。。

。。石の割れ目の中で。。。。。。

。。満足しているのだ。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。

。。そんなあやふやな。。。。。。

。。幸せでも、。。。。。。。。

。。パパラギがほしければ。。。。

。。くれてやろう。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。

。。だが、彼らの都合だけどで。

。。日当たりのいい。。。。。。

。。私たちの海岸に。。。。。。

。。石の箱を立て、。。。。。。

。。石と割れ目や、。。。。。

。。塵とほこりや、。。。。。

。。うるさい音や、。。。。。

。。煙と砂を。。。。。。。。

。。持ちこんで。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。人間の喜びを。。。。。。 

。。こわそうとする。。。。。

。。パパラギの計画は。。。

。。やめさせなければ。。。

。。ならない。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。



ツアイビ(サモアの島の酋長)

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。。。。。。。。。。。。。。。。

。。桜木町から山下公園まで。。

。。約20分。。。朝。。。。。

。。時間があれば。。。。。。。

。。歩いていく。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。

。。まだ朝夕は。。。。。。。

。。結構寒いので。。。。。。

。。すがすがしい気分で。。

。。歩くというわけには。。

。。いかないけれど、。。。。

。。。。。。。。。。。。。

。。疲れた表情の。。。。。

。。乗客を見ながら。。。。

。。バスに乗るより。。。

。。外の空気に。。。。。。

。。触れながら。。。。。。

。。歩くほうが。。。。。。

。。気持ちがいい。。。。。

。。。。。。。。。。。。。

。。あの。。。。。。。。。

。。風が体を。。。。。。。

。。吹き抜ける感覚が。。。

。。なんとも言えず。。。。

。。好きだ。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。特に季節と季節の。。。。

。。間に吹く風は。。。。。。

。。何かを語りかけている。。。

。。ようで、。。。。。。。。。

。。風が吹くたびに。。。。。。

。。思わず。。。。。。。。。

。。立ち止まってしまう。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。小学生の時分。。。。。

。。友達と海に。。。。。。

。。夜釣りにいった。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。初夏の頃。。。。。。。。

。。日が暮れてから。。、。。

。。防波堤に座って。。。。。

。。アジやイワシ。。。。。。

。。メバルなんかを。。。。

。。釣る。。。。。。。。。。

。。真っ暗な海に。。。。。。

。。蛍光塗料が塗られた。。。

。。浮きを投げ込む。。。。

。。。。。。。。。。。。。。

。。海から。。。。。。。。。

。。潮風が吹くたびに。。。

。。浮きがかすかに揺れ。。

。。そして。。。風が。。。

。。僕の体を吹き抜ける。。

。。。。。。。。。。。。

。。その度に僕は。。。。。

。。それまで、決して。。。
。。。。。。。。。。。。。

。。経験したことのない。。

。。何かを。。。。。。。。

。。思い出そうと。。。。。

。。している自分に。。。。

。。気がついた。。。。。

。。。。。。。。。。。





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