ふたりとも惰性的に

なるってことが

１番許せないの

夫婦であろうと

政治家であろうと

芸術家であろうと

安心しちゃって

ドテッとしてる人が

嫌いなの

いつでもキリッと立って

挑戦してる人じゃないと

認めなかった

わたくしは思うの

男と女を１番深く

結びつけるのは

同士愛では

ないのかしら





　 - 岡本敏子


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電車の中で
本を読んでいると
ある種の考えの
断片のようなものが

急に
頭の上から
雨のように
降りだした

それは記憶なのか
思考なのか

たぶん
両方が
混ざりあった
ものだろう

留学する前
留学している時
帰国してから

過去に起きたこと
なのだろうけど

時間は
まっすぐ流れている
とは
思えない

どこかで
別のどこかで
今でも
起きているような


そんな気がする


今　ここに
生きることは

過去を消し去り
未来を意識しない
ことではなく


過去も
未来も
現在の中に

全て
内包されている
ということを

本能的に
知ることでは
ないのだろうか


過去も
未来も
今この瞬間を
生きぬくための
メッセンジャー
なのだ