大変ですね、

箱庭でも作りましょうか、

なんてやっている

そうすると、知らない間に

しこりがなくなっていく

相談に来られても

分析するとかそういうことは

ほとんどなくなって来ました

何もしないで

ああ、とか言っている

だけの方が

効率がいいことが分かってきました

すべて分析して

言語化しないといけないというのは

おかしい

また、言語で全てを分析する方法は

下手をすると、逆に

傷を深くする時だってあるのです





  - 河合隼雄


**********


自分で自分の
物語を語りだすと
世界は動きだす

自分の外の世界と
自分の中の世界

両方がゆっくりと
音もたてずに
でも確実に
変わっていく

頭の中で
ぐるぐるぐるぐる
考えていても
だめだ


ぐるぐる回るだけで
どこにもいけやしない


考えるのではなく
既にあるものを信じて

それを自分の口で
自分のことばで
語ればいい
自分だけの
物語を


止まって見る風景と
動いて見る風景は
違うように


物語のある人生と
物語のない人生は
違うものだ


他人の目を
気にしている
時間なんてない


勇気を持って
自身を持って
いきいきと
物語を
語って
みればいい


すると
忘れていたことに
気づくだろう


自分自身が
その物語の
主人公である
ということを




************************************







[Forward] [Essays Home] [Backward]