カンボジアと聞いてみなさんは
何を思い浮かべるでしょうか?
地雷、ポルポト時代の悲劇、
アセアンで発展の遅れている国、
などなど
カンボジアは確かに
ポルポト時代における人材喪失により
経済発展が遅れています
一人当たりのGNIも$420と
アセアン諸国で最も低い国の一つです
しかし90年代にカンボジアも市場経済
への移行を始めました
最近の経済成長率は2006年に
10%を超えるなど目覚ましいものが
あります。
加えてカンボジアは若い国です
ポルポト時代(75−79年)以降の
人口増加に伴い
今や30歳未満の比率は三分の二、
20歳未満でも46%となります。
これらの人の意識も経済も
変化しています。
- 黒田康之
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カンボジアの街を歩いていて
徐々に気がつくのは
50歳以上のいわゆる
中年層に出会うことは極端に
少ないということ
街にいるのは子供たち、20歳
といった若い人たちばかりだ
高齢化社会に入った日本とは
全く逆で
人口分布をみても
ピラミッド型と逆ピラミッドに
近づきそうな壺型
2つを合わせれば なんだか
バランスがとれそうな気がする
こちらの人達といろいろ
ビジネスを取り囲む環境について
話しをする機会がある
どの話を来ても
カンボジアという国がおかれている
ある種特殊な状況が
浮かび上がる
インフラの不足
中国、韓国、ベトナムからの投資
それらの国に板挟みになっている
現状、汚職や賄賂
そしてポルポト時代の過去の傷跡
日本やアメリカの先進国の
感覚でいうと
当たり前のことが当たり前でない
日本で生きている人達に
とっての前提がここにはない
そのうちに僕たちは
当たり前と思っている前提となるものが
ない国があり、また自分たちも
その前提は昔からあったのでは
なかったことに気がつく
時間軸をより長い
スパンで見てみると
僕たちの一人ひとりは
ある大きな流れの
上にのっかている
ということが
明らかになっていく
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