作陶をするときの
ルーシー・リーは
まるで聖杯でも作って
いるかのように
穏やかな表情をしていた
陶芸は彼女の情熱の
対象であり人生
そのものだった
- モニカ・キンレイ
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ルーシー・リーは、
20世紀を代表する陶芸家の一人
ウィーンに生まれ
イギリス人として半生を生きた
ルーシー・リーの作品に
初めて出会ったのは
いつだったのか
今となっては忘れてしまったが
その時の印象は
しっかりと脳裏に焼き付いている
一時期、紀元前の
ローマングラスにはまった
ことがあったので
その独特のデザインや
デリケートな表情に
共通点を感じ
ついつい 引き込まれる
ように見とれてしまった
女性ならではの
繊細な感性
しかし、同時に
とても力強いフォルムが
不思議とけんかせずに
共存し、
落ち着きの中にも
心地よい緊張感を
見る人に強いる
熱帯魚
南国の蝶を
連想させる
鮮やかな色づかい
中でもピンクの
発色の繊細さ
まるで桜、桃の
花がそこに
咲いているかの
ような
国立新美術館で
ただいま開催中!!
なんかPRみたいに
なっちゃいました (笑))
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