味覚というものは
とことん
つきつめていくと
その人その人の
主観であり
偏見であり
独断なのである


...................

釣り師は
心に傷があるから
釣に出かける
しかし彼は
その傷が
なんであるかを
悟っていない


...................

あれから私は
本も読んだし
人の目や顔も
読んできたけれど
空を読むことは
全く忘れてしまったのだ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 - 開高健



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。。。。。。。。。。。。。。。。

。。急にＫさんに会いたくなった

。。もう２０年近くも。。。。。

。。会っていないのにも。。。

。。関らず。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。

。。鮮明にＫさんのイメージが

。。頭に浮かび上がり。。。。

。。しばらく消えないのだ。。

。。。。。。。。。。。。

。。Ｋさんは僕を。。。

。。初めての就職先に。。。

。。採用してくれた。。

。。当時はその会社の。。。

。。専務だった。。。

。。人事の反対？を。

。。押し切って。。。

。。「場違い」のような。。

。。僕をその伝統的な。。

。。企業の国際業務。。。。

。。担当として。。。

。。社内で僕を。。。

。。強く推薦してくれた。。

。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。

。。Ｋさんはその企業でも。

。。少し「場違い」な。。。

。。雰囲気を持つ人。。。

。。で、新入社員研修の。。

。。時でも、他の役員は。。。

。。「君達はこの会社の。。

。。将来を担っている」。。。

。。といったことを言うのに。

。。Ｋさんは。。。。。。

。。「この会社に一生働こう。。

。。とか、そんな考え方を。。。

。。持たなくてもいい」。。。

。。と淡々と話された。。。

。。。。。。。。。。。。

。。Ｋさんに無償に。。。。。

。。僕が会いたくなった。。。

。。ちょうどその頃に。。。。

。。Ｋさんが亡くなられた。。。

。。と聞かされたのは。。。。。

。。一週間ほどしてからの。。。

。。ことだ。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。

。。ある種の。。。。。

。。「場違い感」を。。

。。共有するもの同士。。。

。。だから出来る。。。

。。ひとつの。。。。。。

。。コミュニケーションの。。

。。形なのだろうか？。。。

。。。。。。。。。。。

。。僕は組織とか。。。。

。。目に見える製品とか。。

。。よりも。。。。。。。

。。Ｋさんが僕の中に。。。。

。。残していってくれた。。。

。。形のない。。。。。

。。　言 葉　。。。。。

。。のようなものを。。。

。。生きている間。。。。

。。関っていく人たちと。。

。。深いレベルで。。。

。。共有できれば。。

。。と。。。。。。。

。。思っている。。

。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。