森は美しく
暗く
深い


だが
眠りに
つくまえに


私には
果たすべき
約束と


超えなければ
ならない
道程がある




- ロバート・フロスト



**********



言葉は不思議な
存在だ
説明のできない概念の
一部を
切り取ることで
ある特定の意味を
作り上げる


言葉は不思議な
存在だ
自分だけにしか
分からなかった
ことを
誰かに伝えることが
できる


もしも
この世の中から
言葉をなくして
しまったら

僕たちは
どうやって
考えることが
できるのだろう


どうやって
人に想いを
伝えることが
できるのだろう


言葉は
あることを
明確にする
と同時に
本質から
人を遠ざけて
しまうことも
ある
とても気まぐれな
存在だ


思わせぶりな
ふりをして


こちらが
近づいていくと
ふっ と
どこかへ
消えてしまう


そのような
不可解さを
もっているから
人は言葉に
裏切られながらも
また
言葉と恋に
落ちていく


僕たちはいったい
どうやって
言葉と
付き合っていけば
いいのだろう





************************************







[Forward] [Essays Home] [Backward]