岡本太郎はその点で
いい線をいってますね
岡本太郎も諏訪には
何度も来ている

最近発見された
明日への神話
という壁画が
あるんだけど

太陽の塔と
同時期につくってたんですね
太郎はパリで
バタイユとも
つきあっていた人だから
よくわかっていた



- 中沢新一



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プノンペンの
レストランで一人
食事をしていると

地元の3歳くらいの
女の子が
僕の後ろにある
窪んだ隙間に
ぽっかりと
入り
そこで動かなく
なってしまった

まるで
カンボジア版
座敷わらしの
ような
つぶらな瞳で
僕を見つめて
いる

市の中心部では
裸足や裸で
遊ぶ子供達も
めずらしくない

車に乗っていても
平気で
物乞いに来たり
お土産を
売りに来る

今の日本では
考えられない
光景だが

そのような
営みの中に

生々しく生きる
人々の
エネルギーを
感じることが
できる










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